筑波大学の工学系のとある棟には、自殺の名所である高い建物がある。この建物はもともと赤っぽい色をしていたのだが、自殺者の血を吸って完成当時よりも色あせるどころか、さらに赤味を増しているらしい。さらに、ここで活動している人たちの間では、十階の窓の外を見ないのがある種の不文律となっているらしい。自殺者の霊が見えるためだ。
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かつて筑波大学の追越宿舎に住んでいた学生の部屋で、彼のガールフレンドが首吊り自殺をした。それ以来この部屋では、毎夜ばたばたという物音や、すすり泣くような声が聞こえるようになり、やがて寄り付く人がいない開かずの間になっていた。しかし、時を経て改装されたこの部屋は、何も知らない学生が暮らすようになっている。
筑波大学構内の平砂宿舎九号棟の三階には、かつてアディダスの黄色いトレーナーを着た幽霊が頻繁に出没していた。この幽霊は深夜になると、足音を響かせ壁さえも突き抜けて走り回っていた。そこで暮らしている学生はたまったものではない。ほとほと困り果てた一人の学生が一計を案じ、幽霊の通り道である壁にゴールテープを張って、幽霊にそこを走らせたところ、この幽霊は生前の無念な思いを遂げたのか、姿をあらわさなくなったのだという。
筑波大学構内の平砂宿舎群には二号棟がない。建設予定地こそ存在していたが、そこに建物を建てようとするたび事故やけが人が続出したため、計画が頓挫してしまったのである。
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